ローコストの平屋は300万で建てることができる?ローコスト平屋の実例

ローコスト 平屋 300万

近年、ブームが巻き起こっている【ローコスト住宅】をご存じでしょうか?

一般的な住宅はデザイン住宅なら3,000万円から、建売でも2500万円から購入できるのに対し、ローコスト住宅なら数100万円程度で建てることが可能といわれています。

住宅は欲しいけど資金がない方や、セカンドライフとして小さめのお家が欲しいという方は必見です。

今回はローコスト住宅は300万円で建てることができるのかをご紹介します。

目次

ローコストの平屋は300万で建てることができる?

ローコスト住宅とは、比較的安い価格で建てられる家のことをいいます。

部材や設備の大量一括購入を行ったり設計・施工のシステムを合理化するなど、プランやデザインを限定した「規格型」住宅にするといった、家づくりのさまざまな工程でコストダウンを図り、比較的安い価格を実現しているのが特徴です。

実際300万円で住宅が建てられるかというと、坪単価30万円で10坪程度の小屋(タイニーハウス)や離れなら建てられます。

ただし、一般的に建物本体の工事費は家を建てる費用の「75~80%」といわれているため、建物本体以外にも付帯工事費や諸費用がかかるので、本体価格のみで家が建てられるわけではありません。

したがって、生活拠点をローコスト住宅にするという場合は、水回りやキッチンなどの設備にも費用がかかるため、300万円で建てるのは難しいともいえます。

ローコストの平屋が300万で建てることができる理由

なぜ、「300万円で平屋が建てられる」のでしょうか?

ローコスト住宅を建てられる理由には、材料費・人件費などのコストを削減しているという背景があります。

それでは、ローコストで平屋が建てられる理由について見ていきましょう。

材料のグレードを下げる

間取りも規格化して購入する資材の種類も限定し、グレードを下げることでコストダウンをはかっているのです。

ほかにも部屋数を少なくすることでドアの数を減らしたり、照明やコンセントの数を減らすなど細かく材料のコストカットを積み重ねています。

材料費の仕入コストを削減する

ローコスト住宅を提案している住宅メーカーでは、材料や設備を大量に仕入れることによって費用を削減しています。

材料となる木材は現場で加工せず、あらかじめプレカット工場に発注し、部品化して一括発注することによって原価を低減しているというケースもあげられます。

人件費をカット

規格の決まった材料をあらかじめ工場でプレカットすることは、人件費削減にも役立っています。

現場での組みたてを省力化し、大工さんの人件費を削減できるからです。

また、自社での販売網を持たず、販売や営業は不動産会社にまかせることで、販売にかかる人件費コストを削減している会社が多いことも挙げられます。

プランが似ている住宅を建てる

近年の住宅メーカーでは、プランを絞り、できるだけシンプルな外観や間取りを採用しているところが多いです。

統一された仕様にすることで難しい工事が不要となり、作業内容を効率化することが可能となったため、人件費や工事費を抑えることが可能となりました。

広告宣伝をしない

テレビや新聞・雑誌などこういった媒体を使って広告宣伝をすることは、とても費用がかかります。

ローコスト住宅はターゲットが絞られるため、沢山の広告を出すことは現実的ではありません。

そこで、必要以上に宣伝をしないようにし、広告宣伝費を削減しているのです。

ローコストで建てるメリット

ローコスト住宅を建てるメリットは以下の通りです。

  • 障害者や高齢者にも最適なバリアフリー化ができる
  • 地震に強い
  • メンテナンス費用が安い
  • リビングの冷暖房が部屋中に届きやすい

ローコストの平屋住宅は、階段がないことや設計段差がないように設計しておけば、バリアフリーで高齢者や障害者も過ごしやすくなります。

また、2階建て住宅よりも平屋住宅の方が耐震性が強いのです。

また、メンテナンスが必要になった場合、2階建ては足場を組む費用がかかりますが、平屋なら足場が必要ないため足場費用がかからないので安くあげられます。

ローコスト住宅は部屋数も限られるため、冷暖房も行き渡りやすいことから省エネで過ごせるでしょう。

ローコストで建てるデメリット

ローコスト住宅のデメリットは以下の通りです。

  • 生活空間が手狭になる
  • プライベートが確保しづらい
  • デザイン住宅のような自由度はない
  • 防犯対策がむずかしい

数百万円程度で住宅を建てるということは、それだけ坪面積がないことから部屋数が限られてしまい、狭くなってしまいます。

また、平屋は2階建ての家と比べると1階の開口部が多くなるため、家の中が外から見えやすくなり、プライベートが見えやすい状況となります。

プライベートが見えないように塀を作ってしまえば、周りから見えない状況となるため、泥棒などが入りやすく防犯対策も難しくなるのです。

限られたスペースの中では洗濯物を干すのも外になるため、洗濯物が見えてしまうことで視線が気になることもあるでしょう。

ローコストで平屋を建てるとなれば、外観や間取りはある程度決まったパターンとなり、選択肢が限られるためデザイン住宅のような自由度はありません。

家は一生物なので、今後ずっと住み続けることも踏まえ、しっかり検討しましょう。

ローコスト300万で建てる平屋の特徴

300万円で建てられる平屋住宅といえば、タイニーハウス・ログ小屋が挙げられます。

ただし、水回りの設備などは無く、住むための家というよりは趣味やガレージ、書斎など、目的に合わせた部屋としての使い方となるでしょう。

ローコスト平屋の実例

ローコストの平屋住宅ではどのような物が実際にあるのでしょうか?

そこで、500万・300万円で建てられる平屋の実例を見ていきましょう。

ローコスト平屋500万の事例

建物本体価格が500万円程度の平屋の場合、1Rもしくは1LDKの住宅が建てられます。

この場合は簡単なキッチン・水回りも設計することが可能なため、居住を目的とした平屋を建てることが可能です。

ただし、水回りなどの付帯工事が必要な場合は別途200万円程度必要となるので、500万円では収まらないこともあげられます。

ローコスト平屋300万の事例

300万円程度で建てられる平屋としては、タイニーハウス・ログハウス・トレーラーハウスなど、居住を目的としない住居が一般的です。

広さとしては、4.5畳~6畳が目安となっており、書斎・簡易事務所・趣味部屋・子供部屋として土地の中に増築している方もいます。

ローコスト平屋の評判・口コミ

ミニマリストも注目しているといわれるローコスト平屋は、メリットもありますがやはりデメリットの部分も同じくらいあるように感じました。300万円程度の平屋住宅は、気分転換程度に使うなら良いですが、居住としては難しいでしょう。

ローコストで平屋を建てる際の注意点

平屋をローコストで建築したいがために、建築に対してコストダウンを図ろうとしたくなるかもしれませんが、節約すべきでないポイントがあります。

まず、外構工事はプライバシーを確保するためや、耐久性を高めるためには適切な投資が必要です。

また、平屋は地震の影響を受けにくいとされていますが、それでも十分な耐震対策は必須となるでしょう。

断熱性に関しても、長期的な居住コストを考慮すると、初期投資を惜しまないことがおすすめです。

安く建てられれば良いということではなく、居住するのであれば必要な設備は万全に整えるべきなので、ローコストだけに重点を置くのは注意した方が良いでしょう。

ローコストで平屋を建ててくれるおすすめのハウスメーカー

それでは、ローコストで平屋住宅を建ててくれるおすすめのハウスメーカーをご紹介しましょう。

  • アーネストワン:耐震性能と制震性能を兼ね備え、且つコストパフォーマンスも重視した注文住宅やローコスト住宅を提供しています。全国100拠点以上の施工体制により、スピーディなお引渡しが可能なハウスメーカーです。
  • アイフルホーム:フランチャイズシステムを採用し、コストを抑えた家づくりを実現しています。フランチャイズによって下請けの中間マージンをなくし、建築のコストダウンを図っているハウスメーカーです。
  • アイダ設計:24坪3LDK999万円からとローコスト注文住宅を可能としたハウスメーカーです。特に、狭小地などの難しい設計が得意であるため、他社では難しいといわれた狭小地でも対応してくれます。
  • 秀光ビルド:標準装備のすべてを「コミコミ価格」で提供しているのが特徴のハウスメーカーです。見積もりの金額には、家を建てる際にかかる費用がすべて含まれているので、予算計画がしやすいでしょう。

ほかにもローコストで住宅を提供しているハウスメーカーは沢山あるので、予算やデザインなどを各社特色を見比べながら選ぶと良いでしょう。

「ローコスト 平屋 300万」を検索する人がよく思う質問4選

30坪の平屋を建てる総費用は?

30坪の平屋を建てるのであれば、建物本体価格は1,200万円~1,800万円くらいが目安となっています。ただし、土地代は別途必要となるので坪単価によって変動するでしょう。

平屋を建てるにはいくらお金がかかる?

建て坪が10坪~15坪ほどの平屋の相場価格は、ローコスト住宅メーカーなら約500万円~600万円ほどです。

大手ハウスメーカーでは、900万円程度かかるといわれています。

大手ハウスメーカーとローコスト住宅メーカーの物件の違いは、注文住宅と規格住宅の違いがあります。

大手ハウスメーカーでは注文住宅が主であり、デザイン性を富んだ住宅を建てられますが、ローコスト住宅では規格住宅となっており、いくつかのパターンに沿って建てるのが特徴です。

ローコスト平屋の金額はいくらですか?

ローコスト平屋は、500万円からが相場となっており、坪単価によってさらに金額が高くなります。

一方、書斎や趣味部屋などの小さなタイニーハウスなどであれば、300万円程度となっています。

30坪の平屋を建てるにはどれくらいの土地が必要ですか?

30坪の平屋を建てるなら少なくとも「約40~100坪」程度の土地が必要です。

また、30坪の平屋の広さは、およそ100m2で約60畳位となっています。

30坪程度の広さがあれば、自分たちの希望を取り入れた間取りをつくりやすくなるでしょう。

まとめ:ローコストの平屋を300万で建てることはできる!

ローコストの平屋住宅は、300万円から建てることは可能です。

しかし、水回りなどの付帯工事がある場合は、別途追加料金がかかる事は頭に入れておきましょう。

また、300万円あれば趣味部屋・子供部屋・ちょっとした簡易事務所などは、タイニーハウスとして建てることも可能です。

ハウスメーカーは沢山あるので、自分の希望を伝えながら見積もりを依頼してみると良いでしょう。

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