黒豆茶の効能は?効果的な飲み方と注意点もご紹介

黒豆茶 効能

黒豆といえば煮豆や納豆、お正月にはおせち料理として出されるというイメージですよね。

実は黒豆は栄養豊富で黒豆の成分には身体に良い効果が沢山あります。

そうは言っても煮豆ばかりだと飽きてしまいそう…もう少し効率的に摂取するための方法はないの?

それが今回ご紹介していく黒豆茶です。

黒豆茶は、黒豆を煎って作ることもできますが市販ではティーパックなども売られているので手軽に飲むことができます。

味は香ばしく黒豆のほのかな甘みが感じられる味わいです。

また、ノンカフェインなので子どもから大人まで飲むことができます。

カフェインを気にする方や妊婦の方にも飲むことができるのはうれしいですよね。

そもそも黒豆とは大豆の一種であり、黒豆の見た目の色はアントシアニンの色素によるものです。

そこで今回は栄養豊富で健康に良いといわれる黒豆茶について詳しく解説していきます。

目次

黒豆茶の効果効能について

今回は黒豆茶の効果効能7つご紹介していきます。

黒豆茶の効能効果7つ

1.高血圧の改善 2.便秘の改善 3.むくみの改善 4.血糖値の改善

5.血管の健康維持 6.肝臓機能の改善 7.冷え性の改善

黒豆茶を飲むだけでこんなにも効果効能があるのはうれしいですね。

それぞれの効果効能について詳しく見ていきましょう。

黒豆茶の効能効果1:高血圧の改善

黒豆茶の効果効能その1は高血圧の改善です。

高血圧の原因は肥満、塩分やアルコールの摂り過ぎ、ストレス、喫煙などがあげられます。

黒豆茶にはサポニン・カリウム・アントシアニンが入っており、高血圧の改善や予防をすることができます。

  • サポニン血液をサラサラにする働き
  • カリウム余分なナトリウムを体外に排出する働き
  • アントシアニン血圧をコントロールしてくれる働き

3つの働きにより血液がサラサラになり、高血圧の改善・予防につながります。

実際に、黒豆茶と同様の成分が含まれる黒豆の煮汁を高血圧の患者に飲ませたところ、100人以上の患者で明らかな血圧の低下が認められたとの報告が出ているそうです。

また、サポニン免疫力をアップする働きがあるのでインフルエンザや風邪などがひきにくくなる効果もあります。

黒豆茶の効能効果2:便秘の改善

黒豆茶の効果効能その2は便秘の改善です。

便秘の原因は運動不足・水分や食物繊維不足、腹筋力の低下、極端なダイエットなどがあげられます。

黒豆茶の成分による便秘改善の効果は以下の通りです。

食物繊維とビタミンB₁がでんどう運動により便通を促してくれて、オリゴ糖で腸内環境を整えることにより便秘の改善につながることができます。

  • 食物繊維…不溶性食物繊維が胃や大腸の中で水分を吸収して膨らみ、大腸を刺激し、ぜんどう運動を活発化して便通を促してくれる働き
  • ビタミンB₁…自律神経を調節し腸のぜんどう運動を促進してくれる働き
  • オリゴ糖…腸内環境を整える働き

黒豆茶の効能効果3:むくみの改善

黒豆茶の効果効能その3はむくみの改善です。

むくみの原因は長時間同じ姿勢、運動不足、体の冷え、過剰な水分・塩分・アルコールの摂取などがあげられます。

高血圧と同じく過剰な塩分をカリウムが体内から排出し、さらに利尿作用により体の余計な水分・塩分を出すことによりむくみが改善されます。

むくみにくくするために日頃から水分・塩分を過剰に摂らないように気を付けたいですね。

  • カリウム・・・余分なナトリウムを体外に排出する働きにより過剰に摂取した塩分を尿中に排出してくれる
  • 黒豆にある利尿作用により身体の水分を出す=むくみの改善

実は、カリウムは水に溶けやすい性質を持ちますが黒豆茶で飲むことによって無駄なく摂取することができます。

黒豆茶の効能効果4:血糖値の改善

黒豆茶の効果効能その4は血糖値の改善です。

血糖値の急上昇を防ぐには食物繊維を多く含む野菜を積極的に摂取することが大切。

黒豆茶は食物繊維を含むので血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できます。

また、黒豆に含まれるアントシアニンは血流を促し、肝臓での糖代謝を促進すると言われています。

食前や食事中に飲んでおくことで、血糖値の急激な上昇を防いでくれます

  • 黒大豆ポリフェノール・大豆ピニトールには高血糖を改善・予防する効能がある。
  • サポニン血液をサラサラにする働

また、黒大豆ポリフェノールは血糖値の改善に加えて肥満症も改善・予防にも有効とのこと。

黒豆茶の効能効果5:血管の健康維持

黒豆茶の効果効能その5は血管の健康維持です。

健康な血管づくりのためにも栄養バランスの良い食事が大切。

大豆の中でアントシアニンが摂取できるのは黒豆だけです。

黒豆にはあのアントシアニンの豊富なビルベリーの3倍以上アントシアニンが入っているようです。

  • 黒大豆ポリフェノールやアントシアニンには、血流を促進する作用があります。

 とくにアントシアニンは網膜や視神経など、目の細胞の血流を促してくれます

  • サポニン血液をサラサラにする働き

アントシアニンには高い抗酸化作用や、血液の状態を整える作用が期待できます。

黒豆から摂れるアントシアニンは、熱に強く水に溶けやすいのが特徴。

黒豆茶だと成分を無駄なく摂ることができます。

黒豆茶の効能効果6:肝臓機能の改善

黒豆茶の効果効能その6は肝臓機能の改善です。

肝臓は傷ついたらたんぱく質で修復するため、良質なたんぱく質の摂取は欠かせないようです。

黒豆茶にもすべての必須アミノ酸(体内で合成できないアミノ酸)をバランスよく含む、良質のたんぱく質が含まれています。

また黒豆のたんぱく質は、乾燥豆の場合100g中34.2gもの含有量があります。

  • 黒大豆ポリフェノール…肝細胞の障害を抑制する働きやアルコール代謝改善作用もあるそう
  • ビタミンB1…アルコールが分解される過程で必要となる酵素に代わって代謝を補助する働き

アルコールを摂取する前や飲んでいるとき、飲んだあとに黒豆茶を飲むようにすれば、二日酔いを防ぐことができます。

漢方で黒豆は腎臓の機能を高める薬効があげられていて、腎臓の水を濃縮する力を回復して、尿の出方を正常にする働きがあると言われています。

黒豆茶の効能効果7:冷え性の改善

黒豆茶の効果効能その7は冷え性の改善です。

冷え性の原因は筋肉量が少ない、ホルモンバランスが乱れやすい、ストレスの影響、生活習慣の乱れなどがあります。

それにより、血行が悪くなり血液が毛細血管にながれなくなってしまうことで手足が冷え、冷え性につながります。

黒豆は陽性食品といわれる体を温める食べ物とされています。

そのため特に温かい黒豆茶は冷え性の方におすすめです。

  • 鉄分…貧血など鉄不足が原因の冷え対策におすすめ
  • アントシアニン…血流を促進させて冷えを改善へ導く働き

血流がよくなると体内に溜まった老廃物も排出されやすくなり、デトックス効果もアップします。

また、栄養素が身体中に運ばれやすい、身体の機能が整いやすい、顔色がよくなる、美肌や美髪につながるなど様々なメリットも出てきます。

黒豆茶の効能で男性にも人気なわけ

黒豆茶は女性だけでなく、男性にも人気のようです。

その理由は、生活習慣病の予防や眼精疲労の予防などがあります。

  • 生活習慣病の予防

生活習慣病を引き起こすひとつの要因である活性酸素

この活性酸素を除去に働きかけるのが抗酸化作用のある食品です。

黒豆には抗酸化作用の強いアントシアニンとサポニンが含まれているため生活習慣病の予防になるといわれています。

また、サポニンは脂肪の燃焼に関わる「アディポネクチン」というホルモンの分泌を促す作用があります。

さらにビタミンB群は脂質のエネルギー代謝をサポートする働きを持ちます。

ビタミンB群は水に溶けやすい性質がありますが黒豆茶なら無駄なく摂取できます。

なお、アントシアニンであるポリフェノールは摂取後約2時間で抗酸化作用が高まり4時間ほどで消えるとされているため、こまめに飲むのがおすすめです。

  • 眼精疲労の予防

眼精疲労はデスクワークやスマートフォンなど画面の見過ぎや精神的なストレスなどが原因といわれています。

黒豆茶にも含まれているアントシアニンは、目の細胞の血流を促すため、疲れ目対策に役立ちます

また、大豆イソフラボンは体内でセロトニンに影響を与える物質と似た性質を持っているので、精神的な不調をカバーしたり、イライラを抑えてくれる働きをしてくれるそうです。

黒豆茶のデメリット・注意点!効能で副作用はある?

黒豆茶のデメリットや注意点がありますが効能での副作用はありません

まずはデメリットについて解説していきます。

デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてお読みください

黒豆茶のデメリット

大豆イソフラボンの長期間の過剰摂取

黒豆茶にも含む大豆イソフラボンを多量に摂ると女性ホルモンのバランスが崩れるおそれがあります。

1日あたりの摂取上限の目安は70~75㎎。(黒豆の場合約200gが上限相当)

また、イソフラボンのサプリメントやその他健康食品を生活に取り込んでいる場合はそれを含めた合計の摂取量を確認して過剰摂取にならないように注意してください。

適度な量の摂取であれば、ホルモンバランスが整いやすくなる・月経前症候群(PMS)の解消効果・エストロゲンの不足によって起きる更年期障害や骨粗しょう症を防ぐ効果なども期待できます。

黒豆茶の飲み過ぎ

黒豆茶は食物繊維が豊富なため、短時間に続けて飲むとお腹が緩くなってしまいます

黒豆茶は一日3杯程度がおすすめです。

続いて注意点です。

黒豆は大豆の一種のため大豆アレルギーの方は注意

場合によっては皮膚や口にかゆみが伴うことがありますので事前にかかりつけの医師に相談してください。

痙攣性便秘の方は注意

黒豆茶には不溶性食物繊維が入っているため、大腸が刺激されて便秘が悪化する恐れがありますのでおすすめ出来ません。

黒豆茶の効果的な飲み方は寝る前?

黒豆茶の効率的な飲み方は寝る前が良いといわれるようですがその理由は何でしょうか。

答えは、黒豆茶はノンカフェインかつアミノ酸が豊富に含まれており、睡眠の質を向上させる効果も期待されているためです。

ですが、もちろん食事の際や間食時などに飲んでも問題はありません。

食前や食事中に飲んでおくことで、血糖値の急激な上昇を防いでくれると言われます。

また、ダイエット中の方は間食時に飲むのもおすすめです。

黒豆入りの黒豆茶をゆっくり飲み、残った黒豆を食べると満足感が得られるため間食の摂り過ぎを抑えることができます。

先ほどにも説明していますがアントシアニンであるポリフェノールは摂取後約2時間で抗酸化作用が高まり4時間ほどで消えるとされているため、こまめに飲むのがおすすめです。

黒豆茶を作る方法は煎った黒豆を急須で蒸して飲む方法乾燥した黒豆であれば熱湯で煮だして作る方法などがあります。

手軽に取り入れることができるタイプだとティーパック、粉末、ペットボトルタイプがあります。

黒豆の栄養成分を余すことなく取り入れたいかたは炒り豆から作る方法をおすすめです。

効果を実感するためにも毎日継続して飲めるように自分の続けやすい取り入れ方を見つけてみてください。

まとめ

今回は黒豆茶について詳しく解説していきました。

黒豆茶の効果効能について高血圧の改善や便秘の改善、むくみの改善、血糖値の改善、血管の健康維持、肝臓機能の改善、冷え性の改善の7つご紹介。

ノンカフェインであり、女性の悩みに多い便秘やむくみ、冷え性の改善にも期待できるのはうれしいですね。

もちろん男性にも飲酒する時のお供に黒豆茶を飲んで二日酔いを防いだり、デスクワークや目が疲れることが多い方に疲れ目防止としてもおすすめです。

そのほかにも黒豆茶を飲むことで得られる効果効能が驚くほど多いと感じました。

黒豆茶のデメリット・注意点については黒豆茶の効果効能を発揮するためにも大切なことです。

特に大豆アレルギー・痙攣性便秘の方はご注意ください。

また、今回ご紹介した効果効能以外にも黒大豆ポリフェノールによる美白効果やコラーゲンを安定させる働き、傷の回復を早める働きなどがあるそうです。

飲むときの注意点に気をつけながら体にいいことばかりの黒豆茶を食生活に取り入れてみてはいかかでしょうか。

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